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リフレッシュレート

1秒間にパラパラマンガのページをどれだけ高速にめくるかを表す数字です。

  • 約3分
  • 図 2点
  • 2026-10-12 検証

定義

リフレッシュレートとは、モニターやスマートフォンの画面が1秒間に画像を何回描き直して更新(リフレッシュ)できるかを表す数値です。一般的にヘルツ(Hz)という単位で表され、数値が大きいほど画面の動きがカクつくことなく滑らかに感じられます。

1秒間に何枚の画像を映し出せる?

ノートの隅に少しずつ絵を変えて描き、素早くめくるとキャラクターが動いているように見える「パラパラマンガ」を見たことがあるでしょう。パソコンやスマートフォンの画面も、まさにこのパラパラマンガと同じ原理で動画やアニメーションを表示しています。静止した画像を、人間の目では気づけないほどのハイスピードで次々と入れ替えているのです。

ディスプレイが1秒間に静止画像を何回新しく描き直せるかを表す数値こそが、リフレッシュレートです。例えば、60Hz(ヘルツ)の一般的なモニターは1秒間に60回画面を更新しています。一方、120Hzに対応したスマートフォンの画面は、1秒間に120回もの画像を新しく描き出します。

めくる紙の枚数が多いほど、キャラクターの動きが滑らかで自然に見えるのと同じです。リフレッシュレートの数値が高いほど、ウェブページをサッとスクロールしたときに文字がブレにくく、マウスカーソルの動きも水が流れるように滑らかに追従します。

もう少し詳しく:リフレッシュレートとフレームレートの違い

パソコン本体の「フレームレート(fps)」とモニターの「リフレッシュレート(Hz)」を同じものだと混同している方は少なくありません。わかりやすく例えるなら、フレームレートは画家が1秒間に何枚の絵を描くかで、リフレッシュレートは美術館のスタッフが1秒間に何枚の絵を壁に掛け替えて見せられるかです。

パソコン内のグラフィックボードが1秒間に144コマ(144fps)の絵を必死に描いて送り出しても、モニターが60Hzなら1秒間に60コマ分しか表示できません。逆に、モニターが240Hzに対応していても、パソコンの性能が追いつかず30fpsしか描けなければ、同じ画像を何度も重複して表示するだけになってしまいます。

そのため、モニターの持つ高いリフレッシュレートの恩恵をフルに味わうには、パソコン側の描画処理能力も伴っていなければなりません。両者のタイミングがズレてしまうと、画面の上下で映像がズレて裂けたように見えるテアリング(画面の引き裂き)という現象が起きることもあります。

リフレッシュレートは高ければ高いほど良いの?

リフレッシュレートが高いと画面の動きはとても滑らかになりますが、デメリットもあります。画面を1秒間に120回も描き直すとなると、ディスプレイパネルやスマホ内部の部品がそれだけ休みなく働き続けなければなりません。これはダイレクトにバッテリー消費量の増加へとつながります。

そこで、高リフレッシュレート対応のスマホの多くは、状況に応じて数値を賢く切り替える仕組みを取り入れています。文字をじっくり読んでいるときや静止画を見ているときはレートを下げて節電し(LTPOディスプレイを採用した一部のハイエンド機では1〜10Hz、一般的な端末でも60Hz程度まで落とします)、指で画面をスクロールした瞬間にだけ素早く120Hzまで引き上げて滑らかさを保つ、というアプローチです。

こうした技術のおかげで、私たちはバッテリーの無駄遣いを防ぎながら、極上の滑らかさを楽しめるようになりました。特にアクションゲームのように素早い動きを描画するシーンでは、高リフレッシュレートが快適さを大きく左右する重要な要素になります。ただし、動画鑑賞の場合は、元の動画自体のフレームレートによって体感できる効果が異なります。

よくある誤解

誤解

モニターのリフレッシュレートさえ上げれば、ゲーム内のキャラクターの移動速度そのものが速くなる。

事実

リフレッシュレートはキャラクターの動きをスピードアップさせるのではなく、動く過程をより細かく分割して滑らかに見せる技術です。

日常で出会う場面

  1. スマートフォンの画面設定を60Hzから120Hzに変えると、ブラウザをスクロールしたときの文字の残像が減り、驚くほど滑らかに動きます。

  2. 144Hz対応のゲーミングモニターを使うと、激しく動く敵キャラクターの残像が大幅に減り、ブレずにくっきりと視認できます。

つまり ひとことで

画面が1秒間に画像を何回描き直して更新(リフレッシュ)できるかを表す数値です。

作成 2025-02-02 更新 2026-10-12 検証 2026-10-12