定義
韓国で、家や自動車のように法律で定められた種類の財産(不動産、自動車、船舶、会員権など)が自分のものになる瞬間に、一度だけ払う税金です。国の財政ではなく、その財産がある地域(自動車は登録する地域)の財政に使われる地方税です。お金を払って買った場合だけでなく、相続や贈与で持ち主が変わるときにも払います。
自分のものになる瞬間に貼られる名前シール
新学期に、上履きや筆箱に名前シールを貼ったことがありますよね。貼った瞬間から、その持ち物は誰が見ても自分のものになります。名前シールは持ち物が手元に来たときに一度貼るだけで、使っている間にまた貼り直すことはありません。
家や自動車のように法律で定められた財産にも、こうした名前シールがあります。ただしここでの名前シールは、帳簿に名前を書くこと自体ではなく、財産が事実上自分のものになる瞬間を指します。持ち主が自分であることは、そのあと登記所や市・郡・区庁が管理する公的な帳簿(登記簿や自動車登録原簿)に名前を載せることで、ほかの人も確認できるようになります。
取得税は、このように名前シールが自分の名前に変わる瞬間に一度だけ払う税金です。税法では、登記をする前でも、残金を支払った日に財産を取得したものとみなします。その日がまさに名前シールを貼った日です。残金より先に登記をした場合は、登記した日がその日になります。
名前シール代はどう決まるの?
名前シール代は、財産ごとに同じではありません。値段が高い財産ほど多く払うように決まっています。財産を取得した価格に、決められた税率をかけて計算します。
たとえば5億ウォン(約5,500万円)の家を買い、その家にかかる税率が100分の1なら、名前シール代は500万ウォン(約55万円)になります。税率は住宅価格の区分や、すでに持っている家の数などによって変わり、家を1軒買うときの基本税率より、店舗や土地を買うときの税率のほうが全体的に高めです。
ここにはさらに、小さな税金がいくつか一緒にかかります。そのため、実際に口座から出ていくお金は、計算した名前シール代より少し増えます。家を買うときに必要なお金が家の価格より大きくなるのは、このためです。
申告・納付が遅れるほど、払うお金は増えます。不動産は残金を支払った日から60日以内に自分で申告して納めなければならず、この期限を過ぎると追加で払うお金が加算されます。
もう少し正確に言うと
名前シール代は、貼る瞬間に一度だけ払います。その家に住んでいる間、毎年別に払う税金があり、のちに売って利益が出たときにはその利益にかかる税金も別にあります。この3つは、お金を払うタイミングがそれぞれ違います。
もうひとつ、名前シールはお金を払ったときだけ変わるわけではありません。親から相続したり、贈与で受け取ったりして持ち主が自分に変わっても、取得税を払います。基準は代金を払ったかどうかではなく、財産を新しく持つようになったかどうかだからです。そのため、建物を新築して初めて持つ場合にも取得税がかかります。
だから取得税は、財産をどれくらいの期間持っていたか、その間に値上がりしたかとは関係がありません。名前シールが自分の名前に変わる、その一度の瞬間だけを見る税金です。こうして集められたお金は、道路を直したり図書館を開いたりと、自分が住む地域の財政に使われます。
よくある誤解
登記をして初めて取得税を払う。
登記をする前でも、残金を全額支払った日(それより前に登記したなら登記した日)を基準に納税義務が生じます。登記を先延ばしにしても税金まで先延ばしになるわけではなく、期限を過ぎると追加で払うお金が加算されます。
取得税は家を買うときだけ払う税金だ。
自動車や建設機械、会員権のように、帳簿に持ち主を記録しておく財産にもかかります。また、相続や贈与で持ち主が変わるときにも払わなければなりません。
日常で出会う場面
マンションの残金を支払ったら、住宅価格とは別に取得税を申告して納めなければなりません。
家族から自動車を譲り受けて名義を変えるときや、建物を新築したときにも、取得税がかかります。
つまり ひとことで
財産の名前シールが自分の名前に変わる瞬間に、その価格に比例して一度だけ払い、地域の財政に使われる地方税です。