経済

韓国の国税と地方税

全校生のために使う「生徒会費」と、自分のクラスのために使う「クラス会費」のように、使い道の範囲で分けた税金です。

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  • 図 2点
  • 2026-10-17 検証

定義

韓国の国税と地方税は、税金を「誰が集めて、どこで使うか」で分けた区分です。国全体の運営のために中央政府が集める税金が国税、自分たちの町の住民の暮らしの便宜のために地方自治体が集める税金が地方税です。

学校の生徒会費とクラス会費の違い

学校で集めるお金を思い浮かべると、わかりやすいです。

全校生がみんな同じように出して、文化祭や図書館の設備改善に使う「生徒会費」があり、自分のクラスの友達が集めて、掃除道具やクラスのおやつを買うのに使う「クラス会費」がありますよね。税金も同じ原理で分かれています。

中央政府(国)が集めて大韓民国全体のために使う税金を「国税」と呼びます。国税は、国を守る国防、ほかの国との外交、全国をつなぐ高速道路や鉄道の建設のような、国全体の規模の大きな仕事に使われます。

一方、私たちが住む市役所、郡庁、区庁のような地方自治体が集める税金を「地方税」といいます。地方税は、町のごみ処理、路地の街灯の設置、近所の公園の管理、住民センターの運営のように、住民の日常生活に直結したところに使われます。

国税と地方税には、どんなものがあるでしょう?

日常で出会う税金も、名前によって集める持ち主が変わります。

給料をもらうときに引かれる所得税や、物を買うときに価格に含まれている付加価値税は、代表的な国税です。会社がもうけたお金にかかる法人税や、高額の不動産を持っているときに払う総合不動産税も国税にあたります。こうした国税は、国の行政機関である国税庁と税務署が管理しています。

一方、家や土地を買うときに払う取得税、毎年家や自動車を持っているときに払う財産税と自動車税は地方税です。また、その地域に住所を置く世帯主などに毎年少しずつかかる住民税も、代表的な地方税に入ります。地方税は、国ではなく市・郡・区庁の税務課が集めます。

税金を払うときの窓口も違います。国税は国のインターネット納付システムである「ホームタックス(Hometax)」で払いますが、地方税は「ウィタックス(WETAX)」や「イタックス(ETAX、ソウル市)」という別のシステムを使わなければなりません。

もう少し正確に言うと:なぜわざわざ分けて集めるのでしょう?

もう少し正確に言うと、地方税だけでは町の運営がむずかしい地域がたくさんあります。

人口が多く、大きな企業が集まっている大都市は地方税が十分に集まりますが、人口の少ない農漁村の地域は税金がとても足りません。もし各自が集めた地方税だけでやりくりしなければならないなら、住む地域によって道路の水準や福祉の恩恵が大きく違う地域間の不平等の問題が生まれます。

そこで中央政府は、全国から万遍なく集めた国税の一部を割いて、事情の厳しい地方自治体に分けて渡します。これを「地方交付税」と呼びます。おかげで、地方税収入の少ない町でも、基本的な行政や福祉サービスを問題なく続けられます。

つまり国税と地方税は、ただお金を別々に集めているだけではなく、国全体のバランスのとれた発展のために、互いに助け合う歯車のように一緒に動いているのです。

よくある誤解

誤解

不動産にかかる税金は、すべて地方自治体に払う地方税である。

事実

家や土地を所有しているときに払う「財産税」は地方税で正しいですが、一定の基準を超える高額の不動産にかかる「総合不動産税」は、国が集める国税です。

誤解

すべての税金は、ホームタックス1か所で照会も納付もできる。

事実

所得税や付加価値税のような国税は国税庁のホームタックスで処理しますが、取得税や財産税のような地方税は、ウィタックス(ソウル市はイタックス)や管轄の区庁で納めなければなりません。

日常で出会う場面

  1. コンビニでお菓子を買ってレシートをもらったときに載っている付加価値税10%は国税です。ただし、その税額の一部は地方消費税という地方税として分けられ、地方自治体へ行きます。

  2. 毎年、自動車を所有している人に市役所や区庁から届く自動車税の納付書は、地方税です。

つまり ひとことで

国税は国全体の運営(国防・外交など)のために中央政府が集め、地方税は町の生活環境(公園・清掃など)のために自治体が集める税金です。

作成 2025-06-09 更新 2026-10-17 検証 2026-10-17